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不親切でメモリアルな音楽の旅:「unkind」レポート(前編)

滝と、森と、空気と、水と。空間とセッションした環ROY。

unkind LIVE:環ROY「そうそうきょく」

鎮座DOPENESS からバトンを受け、13時からは環ROYの“峨瓏の滝”ステージがはじまった。笑いがこぼれるような“DOPENESS TIME”とは対照的に、静かに淡々と、リラックスして歌いあげる。

流れるような身体の動きと柔らかな歌声に、すぐ近くで滝が流れているという不思議な光景、水の音。すべてが計算されていたようにぴったりとハマり、自然とセッションしているかのような心地いい異空間が生まれていた。

ゆっくりと身体を揺らしながら歌う環ROY。最初に歌ったのは「little thing」と「YES」。

「曲が終わると滝の音に戻れる。ちょっと滝とセッションしてます。都会だと自然の音に耳を傾けることってあんまりないけど、渋谷でも虫とかヒキガエルとか、意外と鳴いてるんですよ。寝れないときとか、虫の声なんかに耳を傾けたりすると、眠れたりする。今、滝の音を聞いて、自分の状態に照らし合わせて、思ったりしました」。

 

後半は、「Break Boy in the Dream」、「ハッピーバースデー」。お客さんもリラックスして気持ちよさそうだった。

邪魔だった滝の音がだんだんと耳に馴染んでいき、音と混ざりあって、その場所でしか起こらないグルーヴが生まれる。

「最初はなかなか慣れなくてどうしようかと思ったんですけど、だんだん環境に溶け込んでいけて、みんなと一緒にリラックスできて、気持ちよかったです。そしていま、空気が美味しいと思えるようになりました」。

自然の中を歩いて音楽を聴くこと、アーティストごとにロケーションを変える意味、環境音。「不親切」だったものが、どんどんメモリアルな記憶に変えられていく。このライブが終わったあたりから、「unkind」の魅力がだんだんと分かりはじめてきた。

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