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lute×ROOMIE:サードプレイスから生まれる発想と音楽〜快速東京・一ノ瀬雄太の場合〜

あのアーティストは、ふだんどんな空間で過ごし、音楽と触れ、そして生み出しているのか―。暮らしに寄り添うインテリアマガジン「ROOMIE」とのコラボレーションで送る本企画の第一回目は、クリエイティブチーム「CEKAI」に所属するグラフィックデザイナーでもあり、快速東京のギタリスト・一ノ瀬雄太。「家には全くといっていいほど機材は置かず、CEKAIに置いている」ということで、今回は池尻大橋にある3階建ての一軒家をDIYでリノベーションしたCEKAIのオフィスを訪ねた。

photo_ Tatsuya Hirota text&edit_Kentaro Okumura

CEKAIは、デザインスタジオ「TYMOTE」代表・クリエイティブディレクターの井口皓太さんを筆頭とし、映像ディレクター、モーショングラフィックデザイナー、フォトグラファー、アーティストなど約20名が所属するクリエイティブチーム。雇用関係は存在せず、案件ごとに最適なメンバーが招集され、プロジェクトを遂行する。業界の慣習や雇用といった従来の垣根に縛られない彼ららしく、そのオフィスはフィギュアやおもちゃ、ゲーム、楽器やアートピースがランダムに並べられ、男の子の夢をそのまま作業空間にトレースしたよう。オフィスというよりは「部室」といったほうが近いかもしれない。

1F:ラボのような立体系アーティストの作業用スペース

1Fは立体物の造形を手がけるアーティストらが作業するスペース。3Dプリンターや作業台が並べられた工作室のような空間だ。壁にかけられているグラフィックはCEKAIとも近しいアーティスト・BIENの作品。

快速東京のレコーディングなどで使用しているマーシャルのアンプ(JCM800)。ドラムベンチは作業用イスとしても使っている。

2F:部屋の端まで伸びるデスクが印象的なメインフロア

一ノ瀬氏は2Fのデスクでほとんどの時間を過ごす。目を引くデスクは全長9mに伸びる特注の一品で、全員が快適に作業できるよう、高さも慎重に検討して決めた。支柱が少ないので、座る人数の調整がしやすいという。なお一ノ瀬氏の右横は快速東京ボーカル・哲丸氏のデスク。彼もCEKAIに所属し、クリエイティブディレクターの顔を持っている。

デスク上や壁際など、スペースというスペースにウルトラ怪獣、ディズニーやアメコミのキャラクターフィギュアやおもちゃ、アートピースが溢れている。階段上で出迎えてくれるのはGorillazのフィギュアだ。

デスク正面に鎮座するのは、一ノ瀬が名機と太鼓判を押すharman/kardonのスピーカー「Sound Stick 3」。サブウーファーとサテライトスピーカー2機からなる厚い音像が特徴のロングランモデルだ。なおPioneerのレコードプレイヤー「PL-J2500」の奥に飾られているレコードは、フレーミング・リップスがピンク・フロイド『狂気』を丸ごとカバーしたアルバム『The Flaming Lips and Stardeath and White Dwarfs with Henry Rollins and Peaches Doing The Dark Side of the Moon』。

3F:白を基調としたミーティングルーム兼キッチンスペース

「良い話も悪い話も全部筒抜けの、風通しのいい場所」というテーマもあって、1Fから階段吹き抜けで3Fまで繋がっている。最上階はキッチンスペースを兼ね備えたミーティングルームで、クライアントとの打ち合わせはここで行われる。夜はウイイレ大会の会場になることも。

机の横にはプレゼントでもらったものやサブギターを保管。一ノ瀬氏が弾いているギターは、友人が手がけるインディーズ・ブランド「UEYAMA」のもので、全てハンドメイドで作り上げられている。「彼はギターの作り手なんです。いつか楽器を作る人たちと一緒にブランドを作れたら面白そうだな、と思っています。せっかく僕がミュージシャンでもありデザイナーでもあるから。音楽を演る人たちには注目されやすいのですが、作り手にももっとスポットが当たるようになればいいなって」

空間にこだわる理由

最後に、一ノ瀬氏(及びCEKAI)がここまでこだわった空間をつくった理由を聞いた。

「特にデザイナーや音楽をやっている人は…というか、多分これはもの書きでも営業でも企画でも、どんな仕事をしている人にも言いたいんですが、環境が仕事や人の暮らしに与える影響って、すごく大きいと思うんです。CEKAIはクリエイティブを自分たちが働く場所から考えようとしている会社なので、家も住まいも、もっと突き詰めて考えていきたいですね」

暮らしに寄り添うインテリアマガジン「ROOMIE」とのコラボレーションで送る本企画。ROOMIE版の記事はコチラ

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