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アルバムが有機的に変化するKoji Nakamuraの新プロジェクト「Epitaph」の制作現場

元スーパーカーのボーカル&ギターにして、現在はソロプロジェクトNyantoraやバンドLAMAとしても活動するナカコーことKoji Nakamuraが、久しぶりの新作をアナウンスした。プロジェクトの名は、「Epitaph(エピタフ)」。制作中の楽曲を、spotifyをはじめとしたストリーミングサービス限定でプレイリストにして、順次公開。リスナーからのフィードバックや彼の気分によって、収められる楽曲、そのアレンジやバージョン、曲順ですらアップデートしていくという、実験的な試みだ。「アルバムの完成」が作品のゴールでなくなることで、アーティストとリスナーの関係性そのものが再定義される可能性を孕んでいる。

本作の表題曲にして、VOLVO初のCMソングにも起用される「地図にないルート」は、作詞に直木賞作家の唯川恵、プロデュースに若きサウンドクリエイター・Madeggを迎えるという、異色の体制で制作が進んでいる。 今回lute編集部は、制作真っ只中の彼のスタジオを訪れた。その様子をフォトレポートする。

photo_Kodai Kobayashi text_Kentaro Okumura

初めての試みなので、僕もやってみないと分からない部分は大きいですが、そこは楽しんでいきたいですね。リスナーのレスポンスを得ることで、どうやればもっと面白くなるかを考えられるな、と。

ただ、音楽そのものを変えようとは思っていなくて、それよりも、どう発表していくかという見せ方の部分だったり、制作側でどうやって連携をとっていくか、という部分にフィードバックできると思います。こういう(実験的なプロジェクトは)みんな構えてしまうから、その抵抗をいかにとっていくかを考えるのも、このプロジェクトの意義だったりするのかなと。

いつまで続くか僕自身読めないところはあるけど、まぁオリンピックまでには終えたいなと思っています(笑)。

Koji Nakamura

“Epitaph” by Koji Nakamura

Profile

Koji Nakamura

ナカコーことKoji Nakamura。1995年地元青森にてバンド「スーパーカー」を結成し2005年解散。その後、ソロプロジェクト「iLL」やアンビエントプロジェクト「Nyantora」を立ち上げる。その活動はあらゆる音楽ジャンルに精通する可能性を見せメロディーメーカーとして確固たる地位を確立し、CMや映画、アートの世界までに届くボーダレスなコラボレーションを展開。 2014年より自身の集大成プロジェクトKoji Nakamuraを始動。http://kojinakamura.jp/

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