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Diary from UK #02|雨宮透貴

七尾旅人、田我流、水曜日のカンパネラなど、アーティスト・フォトの撮影や音楽系メディアでの仕事で知られるフォトグラファー・雨宮透貴。2015年の夏から秋にかけて”武者修行”としてBasement Jaxxのイギリスツアーに同行し、昨年秋から拠点をイギリスへと移した。「Diary from UK」は、そんな雨宮がイギリスから撮り下ろしの写真とともに綴る、フォトダイアリー。

text&photo_Yukitaka Amemiya / edit_Kentaro Okumura

The realism in my town

同じマンションに住むご近所さん。周辺はイスラム系の方々が多く住んでいるのですが、彼らもやはりイスラムの方。 こういった文化が全く異なる人々と暮らしていますが、お互い尊重しあい生活しています。彼はいつも気さくに声をかけてくれて笑顔を振りまいてくれます。

ルームメイトのダン(右)とその友達のヤン(左)。ロンドンは東京と比べても明らかに家賃が高いので、基本的にルームシェアの スタイルで生活している人がほとんどです。僕もダン(チェコ人)とミレイちゃん(日本人とイギリス人のハーフ)の僕を含めた 三人で生活しています。みんなそれぞれの部屋がありトイレ、風呂、キッチンを共同で使うスタイルです。 うちのフラットはみんな仲が良く、たまに友達を混ぜてみんなで遊んでいます。 ダンはいつもクレイジー!まだお昼なのにベロンベロンだね……。

散歩をしていると、家から歩いて5分ぐらいの壁にバンクシーの作品がありました。黄色い花と左側におじさんが描かれていましたが、左側の絵はかなり損傷しており上から透明な板で保護されていました。 ロンドンの街には他にもたくさんのバンクシーの作品が街に描かれています。

Brick Laneにベーグルを買いに行くと、お店の目の前でストリートライブが行われていました。人がたくさん集まってしまい、途中警察が来て大騒ぎに。しかしライブが終わる気配はなく、さらに拍車をかけてBOXの上に登って煽りまくる始末。なぜか警察も演奏を中断させることはなく、深夜にパンクロックが鳴り響き続けました。

先月ロンドンでテロが起こりました。ウェストミンスターというロンドンの中心部で、もちろん僕も何度も訪れている場所なのでびっくりしました。公共の場でいきなり爆発が起こったり、いきなり車が突っ込んできたり、そんなことがもし毎日自分が使っている施設や乗り物などで起こったら……。それはあまりに無抵抗で、恐怖でしかありません。正直、日本に住んでいる頃はあまり関心がなかった世界の情勢や戦争のニュースなどを、ロンドンに住んでから頻繁にチェックするようになりました。この国では、現実としてテロは自分と無縁ではないのです。

次回はマンチェスターで行われるparklifeというフェスティバルに潜入しようと思っています。

Parklife 2017

これからイギリスもフェスシーズンに突入しますので、色々レポートできればと思っています。それではまた!

Profile

雨宮 透貴(Yukitaka Amemiya)

ミュージシャンに会いたいという理由でカメラを購入し、2009年からフォトグラファーとして活動を開始。日本の音楽シーンを中心にメジャー、アンダーグラウンド問わず多くのミュージシャンの撮影を行ってきた。2015年にBasement Jaxxのツアーにフォトグラファーとして参加したのをきっかけに翌年の2016年9月からイギリス、ロンドンに在住。ロンドンをベースにフォトグラファーとして活躍中。

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