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2016年初秋に進行性がんであることを公表したラッパー・ECDの闘病ドキュメンタリーが2月1日公開となった。ディレクションはECDのMVを手掛ける佐々木堅人が担当。先の見えない闘病生活の中、その生命を刻みつけるように音楽活動に勤しむ様や、ECDを支える妻である写真家・植本一子や幼い二人の娘の現在の生活も描かれる。

text_lute編集部

56歳、現役ラッパー。一筋縄ではいかなかったキャリアと、家族でいる幸せな時間、そして闘病。

日本最高齢の現役ヒップホップアーティスト・ECD(石田義則/56歳)は2016年初秋に上行結腸と食道が進行性がんに罹患していることを公表。そのドキュメンタリーがスペースシャワーTVのアーカイブサイトDAXとluteのコラボレーション作品の第一弾として制作された。

ディレクターを務めたのは、「LINK」や「憧れのニューエラ」などECDのMVを手掛ける佐々木堅人。

本作では、闘病中ながら身一つで音楽に向き合うECDの様子や、いつか来る“家族最後の日”をカメラに収め続ける写真家で妻の植本一子、そして明るくいつも通りに過ごそうと努める幼い二人の娘の姿といった、石田家の今の日常が描き出されている。

ECD “LINK” (Official Video)
ECD – 憧れのニューエラ

伝説的ヒップホップ・イベント「さんピンCAMP」のプロデュースを務め、大成功をおさめるなど、日本語ラップの先駆者として知られているECD。活動当初より確立していた独自のスタイルを突き進め、03年からは自身のレーベルFINAL JUNKY から作品を発表。また、選挙演説でのゲリラライブや2011年以降は脱原発運動や反レイシズム運動にも積極的に参加するなど、常に社会と向き合う意識を持つラッパーとしてそのキャリアを築いてきた。半自伝的小説『失点・イン・ザ・パーク』(太田出版)やエッセイ集『何にもしないで生きていらんねぇ』(本の雑誌社)といった文筆業でも存在感を示している。

一方、ECDと子どもたちとの日々を綴った妻・植本一子のブログをまとめた書籍『働けECD』(ミュージック・マガジン)が、別の角度からECDとその一家を描き話題となったことも記憶に新しい。YouTube上ではECDの家族が写された動画もいくつか公開されており、ラッパーではない父親としての顔も窺える。

まだ夢の中(VIDEO EDIT) ECD
石田マンション物語 第一回

また、1月31日に植本一子写真集『家族最後の日』が発売されたことに際して、本日より植本一子写真展「家族最後の日の写真」がNidi galleryにて開催されている。
写真集に収録された写真の他、未発表の作品も多数展示。当書もギャラリー内で購入することができる。

Nidi gallery企画展植本一子写真展「家族最後の日の写真」

文筆業でも多くの支持を集める写真家・植本一子の最新刊『家族最後の日』(太田出版)の出版を記念した写真展「家族最後の日の写真」が開催されます。企画展では本作品に収録された写真作品の展示、並びに『家族最後の日』の同時発売が行われます。

開催期間:2017年2月1日(水)〜2月7日(火)13:00-20:00

開催場所:Nidi gallery ( http://nidigallery.com/schedule/23991

Profile

DAX ‒Space Shower Digital Archives X-

スペースシャワーTVが運営するテレビ放送とYouTubeを融合させた音楽映像プロジェクト。テレビ放送は毎月第4火曜日25時からスペースシャワーTVにて放送。YouTubeではテレビ放送ではダイジェストだったライブの完全版を配信。インディペンデントな活動を行なっているアーティスト・イベントを中心に、ジャンルにとらわれずにエッジでオルタナティブなシーンを紹介。

https://www.youtube.com/user/daxjpcrew

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